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【受験生向け】日本史を勉強するときまず初めにするべきこと

こんにちは、ともずです。

今回は日本史の勉強法について書こうと思います。

その中でも、日本史の勉強をしようと思ってもどこから手を付けていいかわからないという人が対象者です。

 

少し話がそれてしまいますが、つい先日まで大学のテスト期間でした。数あるテストの中で、19世紀から20世紀の冷戦期に至るまでの国際政治史を扱うものがあり、僕は大学受験で日本史しか選択していなかったので、テスト前に世界史全体を勉強する必要がありました。

国際政治史に多く登場するのが現在でいうドイツ、フランス、ロシア、オーストリア、バルカン諸国を含むヨーロッパ諸国と、中東地域、アメリカなため、中国史や南アジア、中南米地域については無視しましたんですが、それでもオリエントから冷戦期までやったので、テスト前に勉強するにしてはかなりの量がありました。

それでもゼロから始めるよりスムーズにできていたのはきっと、大学入試のための受験勉強で日本史の勉強をしこたまやったからだなぁと思いました。

日本史の勉強法が世界史の勉強にも役に立つということは、歴史の勉強法には何か共通した特徴のようなものがあるんだと思います。

僕実は一年の浪人経験があるんですが、現役時代、センター試験で五割くらいでした。でも一年しこたま勉強したら浪人時には九割行ってました。この違いは何なのかなーって思ったんですけど、現役と浪人で変わったところと言えばやっぱり勉強法だなと思ったので少しだけ紹介しようと思います。

 

 

まず得点率が上昇した要因の中でも特にこれだと思います。

全体の流れを知ること

というのも、例えば大学入試の模試とか過去問を解いた人ならわかると思うんですけど、単語だけはものすごい覚えてて高校の定期テストとかでは満点近い数値をとっているのに、実際模試とかでは点数が伸びないこと、あると思います。

それは

全体の流れを知らないから覚えた知識がどこに使うものかわからない

という状況です。

特に大学受験以降で使う歴史の範囲は全覚えするような脳筋プレーには確実に不向きです。受験勉強的な話をするのであれば、脳筋プレーは英単語と古文単語くらいにしたと思います。

では全体の流れを追うというのはどういうことなのか

それは、中心的なことだけ先に覚えるというやり方です。

どういうこと?ってなるかもしれないですが、例えば平安時代から戦国時代までの流れだったら、

桓武天皇→嵯峨天皇→薬子の変→藤原氏の摂関政治→院政→保元・平治の乱→平清盛→壇ノ浦の戦い→源頼朝→北条氏の執権→後醍醐天皇→足利氏→応仁の乱→戦国時代

というようにざっくり覚えてしまうというやり方です。

詳細な情報よりも先に流れを理解しておくことで、今後の日本史学習におけるのようなものを建てておくことができます。

僕はとにかく上に書いたような、弥生時代から現代にいたるまでのざっくりした部分を時間のある電車内などで何回も頭の中で思い出すことで、完璧に覚えました。

この方法を使うことはいくつかのメリットがあります。

年代を効率的に、かつ長期的に使うことができる

先ほど軸を建てることが大切だといいましたが、

そこに年代を挟むことでこの軸を有効に活用することができます。

どういうことかと言いますと、

日本史の暗記本にあるものをすべて覚えてしまう」というのではなく区切りになる部分を優先して覚える」というやり方です。

 

 

例えば嘉吉の変の年号をおさえる際、ただ1441年と覚えておくだけだと他の情報とのリンクがないため、いざ忘れしまったときに思い出すための足掛かりが何一つありません。

しかし「室町時代が1333年に始まり応仁の乱で室町幕府自体が分裂するまで」と覚えておくことで、

嘉吉の変とは室町幕府第6代将軍足利義教が殺害された事件なので、8代将軍足利義政の後継者争いを発端としている応仁の乱の年号である1467年に近い」

ということを推測することができます。

 

 

平安から鎌倉への転換点や、江戸から明治までの転換点など、時代の変化に関わる重要事項の年代を優先して覚えることで効率的に、また長期的暗記に繋がります。

この年代を全部覚えず大事なものだけ先に覚えてその前後かどうか確認しながら覚えるという勉強法が個人的には、日本史理解をする際に最も大事なことだと思っています。

 

この方法によるメリットはほかにもあります。

政治史や産業史だけでなく文化史も大体のあたりをつけることができる

文化史はややこしいですよね。

政治史でもいっぱいいっぱいなのに文化と作品をさらに全部ただ暗記するのではものすごい時間がかかってしまいます。受験生には時間がありません。

そこで、1個1個の作品よりも先に、順番と特徴を優先的に覚えることをお勧めします。

まず先ほどのように順番を覚えます。

順番的には

飛鳥文化白鳳文化天平文化弘仁貞観文化国風文化
ですがこれを先ほど述べた政治史の順番につなげます
ちなみに、先ほどはページの範囲的に入りませんでしたが、上の文化史の範囲に合わせたものが
蘇我氏→厩戸皇子(聖徳太子)→大化の改新→天智天皇→天武天皇→藤原氏と藤原氏以外の勢力が交互で→桓武天皇[平安京遷都]→嵯峨天皇→薬子の変→藤原氏の摂関政治

です。一つ目の章で書いた政治史はこの続きの部分になります。

この二つを合わせます。

飛鳥文化[蘇我氏→厩戸皇子ぐらい]→白鳳文化[天武→藤原不比等くらい]→天平文化[聖武天皇くらい]→弘仁貞観文化[桓武天皇→嵯峨天皇→薬子の変くらい]→国風文化[藤原氏の摂関政治→藤原道長]

※急に藤原不比等と聖武天皇が出てきて混乱させてしまったかもしれないですが、彼らはともに藤原氏と藤原氏以外の勢力が交互で政権をとっていた時代の人物です。

 

さて、この知識がどう使われるか少し具体例を挙げてみたいと思います

平安時代の書道が上手い三人として、日本史では三筆と、三蹟という二つの用語が出てきて受験生を苦しめます。

三筆弘仁貞観文化で特に書道が上手かった嵯峨天皇、橘逸勢、空海の3人
三蹟国風文化で特に書道が上手かった小野道風、藤原佐理、藤原行成の3人

で、よくこの2つの用語が時代、人物を入れ替えられて出題されます。

入試になると「あれ、どっちだったっけな?」となって焦ることもしばしば。

しかし、これらを丸暗記するのではなく先ほどの流れを使えばある程度推測がききます

 

まず、弘仁貞観文化に嵯峨天皇が含まれるというのは流れを覚えていればすぐわかると思います。

次に空海ですが、弘仁貞観文化の特徴として山岳信仰という山にこもって修行するような仏教がありまして、そこに最澄や空海が代表されます。

なので空海も弘仁貞観文化に入ります。

弘仁貞観文化で残るは橘逸勢(たちばなのはやなり)ですが、日本史で彼の名前が出てくるのは「三筆として」、というよりむしろ「842年の承和の変で伴健岑(とものこわみね)とともに藤原良房に政界から排斥された貴族として」が強いのではないでしょうか。

藤原良房は嵯峨天皇が作った秘密警察のような役割を持った蔵人頭(くろうどのとう)として薬子の変で活躍した人物で、上の承和の変のようにほかの貴族を政界から排斥したため後に藤原氏が政界に進出するきっかけを作った人物です。

このように、嵯峨天皇の時代に活躍した藤原良房承和の変で排斥されたということから、橘逸勢が弘仁貞観文化の人物だということで、三筆だと推測することができると思います。

あとの三蹟は「藤原氏の時代だから」や「三筆の3人以外だから」などの理由で覚えちゃってもいいと思います。

 

 

どうでしょうか。

1個1個の作品や用語を丸ごと覚えるよりも特徴で分類したほうが一気に覚えられることを実感していただけたでしょうか。

また、順番通りに覚えることの大切さにも気づいていただけたなら幸いです。

まとめ

そろそろみなさん飽きてきてること、僕は気づいてますよ。

ということで今回はこの辺で書き終わっときます。

僕が今回伝えたかったことは、

「日本史を勉強するときは全部をごりごり暗記するのではなく、先に流れを理解しておくことが重要」

だということです。

まぁどの先生も言う基本的なことなんですけどね。

読んでいただきありがとうございます。

また続き書きます。それではまた。

 

2 COMMENTS

omachi

あなたの知らない日本史をどうぞ。
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)

読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。

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ともず

返信遅れてしまいすみません。ご提示いただいた文献がすべて知らないものだったのでとても興味深く感じました。ご紹介ありがとうございます。

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